みさき 花背 京都 京料理 食事 居酒屋

花背
京都府道38号線(鞍馬街道)を北に
鞍馬の集落を過ぎると道はうっそうとした杉木立の中を通る
やがて険しく蛇行した道は花脊峠にさしかかる
花脊峠を冬に訪れるとそれまでの道の風景は一変する
道は両側に雪壁をつくり
まさに雪国の風景となる
花脊は普通
花「背」を使うが正しくは花「脊」である
地名については諸説あるが
都を背にして行くからとか
或いは南に広がる都の背骨の山
また北山の懐に抱かれている等あるが
どれも定かにはなっていない
70年代まではかやぶき屋根の民家が大半であったが
今は数えるほどになり代わりに若手芸術家の工房やレストラン等が点在するようになった
民家の表札は「藤井」「物部」が圧倒的に多く
土地の人は互いを名前で呼び交わしている
土地の人の伝承によると藤原氏系列の物部氏が住み着いたと言い伝えられている